内科・小児科の検査
インフルエンザ検査
インフルエンザは早期発見により、抗ウイルス薬をなるべく早く投与することで劇的に症状を改善することができますので、心配な場合は検査をおすすめしています。
検査希望の場合は、保険証を持参して来院いただき、受付にて「検査希望」の旨をお伝えください。
鼻の奥に綿棒を挿入して、数回こするようにして採取した検体から検査するだけの簡単な検査ですので、結果も3~10分程度で出ます。
溶連菌検査
「溶連菌」とは溶血性連鎖球菌の略称で、毒性の強い菌に感染すると全身が赤くなり、「しょう紅熱」といわれます。
この菌に感染すると、発熱、舌に赤い小さな突起ができる、のどの痛み、また、発疹が見られます。
病気はかかってから1~2週間で腎炎やリウマチ熱の合併症を起こすことがありますので、
早やめに検査をし、感染している場合は合併症対策が必要になります。
アデノウイルス検査
50種類程度の様々なタイプ(型)があるウイルスで、型により下記のような様々な症状を引き起こします。
- 3、4型 … 咽頭結膜熱(プール熱)
- 7型 … 上気道炎
- 8型 … 流行性角結膜炎
- 11型 … 出血性膀胱炎
- 40、41型 … 胃腸炎
発熱期間が長く、38℃~39℃程度の熱が5日、6日と続きます。
インフルエンザと違い、特効薬があるわけではないので、経過をみながらの治療となりますが、特に乳幼児の場合、肺炎や脳炎、脳症などの重い合併症に注意しながら治療を行います。
迅速診断
当クリニックでは、各種感染症の検査について、「迅速診断」を行っています。
5~20分程度の待ち時間で判定が可能です。
※当日の混み具合により、多少お待ちいただく場合もございますのでご了承ください。
インフルエンザ検査 | 3分~10分 |
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溶連菌検査 | 3分~10分 |
アデノウイルス検査 | 3分~10分 |
RSウイルス検査 | 3分~8分 |
胃カメラ
胃カメラでの検査とは、胃や食道を直接見ることが出来る内視鏡検査になります。
胃潰瘍や胃ガン・食道ガンの診察には不可欠の検査です。ポリープや癌などが疑わしい箇所があれば、その場で組織の一部を採取(生検)し、病理検査に提出します。
当クリニックの内視鏡は、鼻から挿入できる口径の一番小さい機種ですので、患者様の身体的な負担をかなり軽減できます。
耳鼻咽喉科の検査
平衡機能検査
平衡機能検査は、主に「めまい」や「ふらつき」の原因や程度を調べるために実施します。
「めまい」は耳や脳の病気が原因で起こるもの、ストレスや疲れが原因のものなどがありますが、放置しておくと重篤な病気につながったり、後遺症が残る場合もあります。
「めまい」や「ふらつき」でお困りの場合は、検査をおすすめします。
この検査では、三半規管や視覚、深部知覚などを調べて、平衡機能が正しく働いているかどうかを調べます。
聴力検査
聴力検査では、伝音難聴(外耳から耳小骨までの間に原因)や感音難聴(内耳から脳までの間に原因)の有無を調べるます。
伝音難聴は中耳炎、感音難聴は先天性難聴、耳下腺炎、ウイルス感染症、聴神経腫瘍などが原因となります。
検査方法は、防音室に入り、ヘッドホンで片方の耳ずつに調べます。検査装置から発する音を聞き、音の大きさはどのくらいのから聞こえ始めるか、音の高低(波長)はどの範囲から聞こえるかを調べます。
また、伝音難聴か感音難聴かを調べるために、骨導イヤホンで調べます。
鼻咽喉頭ファイバー検査
ファイバーを鼻腔から挿入し、鼻やのどをなるべく刺激せずに動かしながら検査できます。ファイバーもかなり細いものを使用しますので、痛みや違和感もそれほどありません。
ファイバーを用いて検査をすることで、肉眼では発見しにくい小さな病変や隠れた場所の病変、微妙な変化や異常などを見つけることができます。